プロジェクトマネジメントのトリセツ #3
つづき、
「第3章プロジェクトの立ち上げと計画立案(SCM)」 勉強メモ
■ボトムアップ型のプロジェクト トップダウンのプロジェクトとは異なり、オーナーの確保が難しい。責任の問題とか。 実行段階までに上位の役職にアプローチしてトップダウン型にするのが良い。 ■プロジェクト計画のPDCAサイクル PDCAサイクル (Plan, Do, Check, Action) プロジェクトを実行する前に計画(Plan)を明確にすることで、 実行時(Do)に差異を発見(Check)して是正する(Action)。 ■5W2H 理由(Why)、目的(What)、対象範囲(Where)、納期(When)、担当者(Who)、 方法(How)、予算(How much)を明確にしてステークホルダーの理解を得る。 ■プロジェクト計画書 要件定義は分かりやすさ重視にし、実行計画は数字とか使って具体的にする。 計画の段階でリソースは確保しておかねばならない。 ■プレリサーチ 同じ土俵で話し合うために正確な情報を文書レベルで共有する。 コンセプト作りやプロジェクト案のヒント探し、深追いは禁物。 ■要件定義(明確に!) 大義名分は手段的な表現より目的的な表現にする。 そのプロジェクトの重要性を明確にする。 目的は分かりやすくキャッチーに、詳細は目標に譲り具体的な数字で示す。 ■テーマ設定 明確な問題的から始まって、明確な目的、目標、対象範囲を作成する。 目的 …プロジェクトの目指すゴール。わかりやすい表現。箇条書きなど 目標 …具体的に。QCD(品質、コスト、納期)を含めるとメリハリがでる。 対象範囲…周辺業務との境界線を明確にし、実行時にプロジェクトの範囲が広がることを防ぐ。 (予算は計画時に決まるので、実行後の変更はきつい) ■前提条件 暗黙のルールはない。 あいまいな言葉の定義をするなど、基本的な理解の行き違いを最小化する。 ■プロジェクトの運営方針の明確化 メンバーの求心力(一体感)のベースとなる共通の価値観をつくる ■コンセプト(基本方針)の明確化 具体的な解決策の指針となるようなコンセプトを直感的で簡単な言葉で表現する。 ■主要成果物 無駄な作業を押さえるため、最終成果物を明確にしておく。 ■WBS レベル1はざっくり、2と3は上位の作業項目を分割 ポストイット、ブレインストーミング、KJ法。 ■ガントチャート 中間報告や完了報告のマイルストーンを必ず組み込む。 経営者層向けの報告会を滞り無くすすめるためには、事前のスケジューリングが大切。
所感
「明確」「わかりやすい」「一体化」ってのがプロジェクト推進のキーワード。
スムーズかつ確実にことを運ぶことがプロジェクトマネジメントの目的なんで、
そういう方法論を漠然と取るのではなく、常にそういう意識を共有することも大切。
今読んでいるのはこの本です。
- 作者: 西村克己
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2007/09/28
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